事務所紹介
力新堂法律事務所の理念
私たちの志
私たちは、真っ直ぐな道のりで弁護士になった者ではございません。
弁護士になろうと思う以前、それぞれ営業マンとして都心の不動産会社で法人営業をしていました。デフレ時代に突入して間もない就職氷河期のころでした。
その頃、知識不足から自らの権利を主張できずに諦めてしまう人々や、自己責任という言葉で必要以上に苦しい立場に追いやられる人々をたびたび目撃しました。契約の実効性を担保する知識や、生活を守るための具体的な手法について、知らぬまま困難に直面する人がおそらく大多数なのだと思います。
私たちも、日々の業務をこなすことで精一杯の状況で、自分が理不尽な目に遭わないように心がけるしかありませんでした。職場・業界・社会・世の中に対し、何か思うところがあっても何もできないと、自分達の無力さに嫌気を感じていました。厳しい時代の苦い思い出です。
そのような経験をするうち、もっと汎用性の高い知識、特に法律に精通できれば、理不尽な困難に対応できるのではと考えるようになりました。そして、そのような意欲を仕事につなげられないかと思い始めたのです。
その後30代で一念発起し、無事司法試験に合格しました。神戸市に法律事務所を仮設してからの7年間で、仕事の半数近くを企業法務が占めるようになりました。事務所のメンバーに公認会計士も加わり、これからも弁護士や事務員を増員し、事務所の問題解決能力を高めていきたいと考えています。
会社という組織を相手にする場合でも、必ず相手は人であり、人に優しくなければ「福利拡大」を達成できません。「紛争解決」から「紛争予防」へ、「紛争予防」から「複利拡大」へと、私たちの活動も広がりを見せています。
理不尽から人を守り福利を拡大するという私たちの志は完成されたものではありません。これからも弁護士として全力を尽くし、この「志し」を何度も書き換えながら、将来に向かって進んでいく所存です。